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片田舎で働く元システム管理者の日記 ver.2

日常の由無し事を書きつくっています。

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子供が居る生活について

子供が居る生活に私はそれほど耐性がある方では無いと思う。というのは、私は親類が少ない家で育った(父親が実家と縁遠く、早くに亡くなったし、母親は二人兄弟であり、祖父母の親類にも母の世代から下の親類とはあまり付き合いが無い)からと言うこともあろうか、弟とは3歳ほど離れており、それよりも下の子供と一緒に遊ぶということがあまりなかったのである。

少しばかり、昔の話をすると、過去に同居していた相手に子供があって、そのうちの子供と少しばかりの「親子ごっこ」のような事になったことはあったが、既に、長じていたのでいわゆる幼子との生活は娘が産まれて以来の事と言えるだろう。娘が産まれて以来、蒙が啓かれるが如くに見えなかったことが見えるようにはなった。例えば、街を歩く子供連れの気持ちがわかるようにもなったし、以前よりも敏感に妊婦かどうか?についての気配りを惜しまないようになった。これは家族を持って、子供を持っている男性ならば、意識することと言って良い。そうで無くてはおかしい。自分に子供が出来るまではその意識は相当に意識して初めて出来る事ではあったが、今ではそれは自然な無意識の行動とも言うべき、織り込み済みの行動の一つであって、自分の変化を感じ取る事が出来るのである。

ふと、いつもモニターに出しているTwitterクライアントからこのような記事が流れて来た。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121119-00000002-voice-pol

この記事については読んでもらうのが良い。自分自身の良心とか、社会的な問題を考えずにただ読んで感想を述べれば、あるいは、「子供がうるさいのは耐えられないよ。確かに」という結論に達するかも知れぬとも思う。特に間違いとは思わない。時間帯やその時の状況によっては我が子の泣き声ですら辛いこともある。そして、公共の場に子供連れで出る事に対しても、あまり、心地よいものでは無い。周囲への迷惑が掛かっているという意識が強くなるからに他ならない。そのような事態に陥っているときに、当事者である親の気持ちは「大変申し訳ない」「迷惑を掛けている」という二点に収斂されている。本当に辛いのである。申し訳ない気持ちになるのである。その事を考えずにモノを述べるというのはなかなか簡単なことではない。無論、親が目を離して、子供が走り回っておるなどという事態になっておれば、大問題と言わざるを得ない。そのようなときには監督者である親が責めを受けるのは当たり前であり、非難はされて当然のことである。しかし、年端もいかぬ子供を泣き止ませるというのはなかなか大変な事で、両親の間であっても機嫌を損ねれば泣くし、大声を上げたりする。彼らは一個の人間であり、自我はあっても、集団で行動するということに意識など無い。そのような社会性が身につくのはもっとずっと後のことであろう。では、そのような社会性が無い子供を公共の場に連れてくるべきでは無いという論は逆に暴論で有り、「公共」交通機関であるのだから、あくまで、公平に対応されなければならないはず(身長、体重などの制限があるとかそういうものは別である)なのだから、その時にそれに文句を言うというのは、逆にその事が社会性の無さではないのかと思う。

現在、少子化と言われる。子供を育てる社会に対して、地方公共団体も含めて、様々な取り組みがされており、さらに、その取り組みに色々と税金投入もされている中で、それらを許容する端緒は関わり合う個人の心持ちに影響されると思っている。国家(公)はあくまで個人の集合体であって、あくまで、個人(個)が尊重されるべきであるし、その総意を表したモノが国家(公)の方向性であると考えれば、その尊重されるべき個人(個)が向いた方向が国家(公)と同じ方向を向いている方が良いし、その方が未来があると考えたい。このままでは成熟した社会を通り越して、単なる老人が徘徊する廃墟になるのでは無いかという気持ちすら生まれてくる。いつかはバランスが取れる時が来るのかも知れないが、それは我々が考えるよりもずっと先の話だろうし、その方向でバランスが取れたとして、それが幸せとも思えないのである。沢山の子供達が楽しく生活できている活力ある国であると良いなとは誰もが思っていると思いたい。

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プロフィール

HN:
filemente
性別:
男性
職業:
シス管(半分引退)/パチプロ(廃業)/総務経理系の管理部門(現職)
自己紹介:
田舎で一人、中小企業で、システム管理をしているはずが、いくつかの僥倖もあって、ちょっとポジションが変わったことだけ付け加えておく。格別の特徴は無いが、体型は完全なメタボリック体型である。近頃、とみに体重が増えた。また、歳を重ねる毎にアレルゲンが増してもいる。

学生時代から、バイトも含めて、随分と様々の職種をこなしてきたが、偶然にもシステム屋をしている。向き不向きでいうとそれほど向いているとは思わないが、それでも食い扶持を稼ぐためにはしかたがない話なのかも知れない。

結婚をした経験があり、独り身であったが、こんなメタボなバツありのところに遠いところからわざわざ嫁に来てくれる奇特な女性があった。よって、独り身では無くなった。二人身である。二人分の食い扶持のために働き続ける所存。止まらぬ汽車はまだまだ進むのである。

更に、娘まで授かってしまったので三人で暮らしている。家族となった。元来子供好きだったが、半ば諦めていたのでこれもまた僥倖である。家人には頭が上がらない。

というところで、更に、転職と転居を思い切ってしまったので、同じ片田舎であっても、南から北へ移動した。それは良いことかどうかはこれから答えが出るのではないか。

あと、システム管理者以外の業務が主なので「元」システム管理者になった模様である。

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